二年付き合った不倫相手の彼と別れた。苦しみにもがくも1ヵ月後離婚届を持った彼が家の前に。

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25歳会社員の女性です。
彼と出会ったのは、私がアルバイトで働いていた喫茶店でした。
私がカフェの店員として働いていて、彼は毎朝コーヒーとサンドウィッチを頼んでいました。
毎朝顔を合わせるものだからだんだんと話すようになり、お客さんがいないときは少し長めに立ち話をすることもありました。
機知に富んだ彼の話は面白くて、みるみるうちに惹かれていきました。
ただ彼の左手の薬指にはきらりと光る指輪が。
毎朝見るたびに嬉しいと悲しいという感情が生まれていました。
そんなあるとき、彼から一緒に出掛けないかと誘われました。
飛び上がるほど嬉しかったのですが、そのあと罪悪感がちくちくと心に生まれました。
だけど馬鹿な私は当日、一時間も化粧して、髪を巻いて、お気に入りのワンピースを着て待ち合わせ場所に行きました。
私服姿の彼は新鮮でとても眩しかったのを覚えています。
二人でランチして、映画を見て、いろんなお店を見て…楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。
そして別れ際、夜景が見えるベンチで座ってぽつぽつと語り合いました。

結婚して4年目だが子供がまだいないこと。奥さんとうまくいっていないこと。

彼が語っていくにつれ、「あぁ自分は告白されるんだな」と思いました。
案の定、語り終わった後、彼から告白されました。「妻とはうまくいってない」「子供もつくる気がない」「君との時間の方が楽しい」と。
なんて陳腐なセリフだろうと分かっていても、私の心は歓喜で震えてました。
馬鹿な私は彼の告白を受けてしまいました。
周りの友人からは止められました。必ずといっていいほど「幸せになれない」と忠告されました。
分かってはいました。彼には奥さんがいることも、これが不幸な恋愛だということも。
それでも毎朝、彼と顔を合わせるたび、彼が私の部屋でクリスマスや正月をお祝いするたび、罪悪感は隠れてしまうのです。
だけど二年くらいだったでしょうか。
「妻とは別れる」と最初から言っていたのに、いまだに別れていません。
あらゆる場所でデートをし、愛の言葉をささやきあいましたが、そのたびに奥さんの姿がちらつくことに、私がどんどん疲れていきました。
そして、ある日、ささいなことで喧嘩をしたとき、私の二年間の不満が爆発してしまいました。頭に血が上ってよく覚えていませんが、「奥さんと別れる気がないなら、もう私と会わないで」と叫んだことは覚えています。
そこから彼とは1か月音信不通となりました。私も喫茶店のアルバイトをやめていたので、会う機会はなくなりました。つらく、悲しい毎日でした。
どこかへ出かけるたびに、彼との思い出が蘇って私を苦しめます。
家にいても、彼と過ごした日常が蘇ります。
毎日、泣いて、泣いて、必死に忘れようとしてた時でした。
仕事から帰ると、家の前に彼がいました。あまりに驚いて立ち尽くします。
一か月、何も連絡を寄こさなかった彼は、見るからにやつれていました。
用を訪ねると、一枚の紙を見せられました。それは彼と奥さんの離婚届でした。
「離れてみて、君の存在の大きさに気づいた。遅くなってしまったが、また付き合ってもらえませんか」
私の目から大粒の涙が流れ、彼の冷えた体を力いっぱい抱きしめました。

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