ガンを内緒にして別れを切り出した彼女 復縁したいと思ったらすでに亡くなっていて。

公開日:  最終更新日:2019/05/13

 当方は29歳の男性です。元カノとの体験談を書いて行きたいと思います。
 元カノとはデパートで行われている物産展に自分が出向いた時に、知り合いました。勿論、自分はお客であり彼女は販売員さんです。販売員さんといっても、その物産展に出店している着物屋さんの娘さんでした。
 自分は「な、なんて綺麗な人なんだ」(本当に美人ですよ!和服が似合う女性という感じです。)と一目惚れした事を覚えております。何故か彼女が笑顔で駆け寄って来て、「いらっしゃいませ!何かお求めですか?」からの、世間話ですっかり打ち解けた私たちは、連絡先を交換し、何度か食事をして、あまりにもウマが合うので付き合う事になりました。彼女のご両親もとても喜んでくれました。

 それから4年半付き合ってはいたのですが、お互いに仕事が忙しすぎてすれ違いがあまりにも生じてきてしまい、自分は「なんだかなぁ・・・」と思っていたら、彼女から「別れましょう!私たち」と言われて、自分はショックでしたが「わかったよ」という事で分かれました。
 ショックだったものの、何だか心の重荷がなくなった様な気がした事も事実でした。正直申しまして、「結婚しなくて良かった!」とさえ思いました。

 ところが、それから6ヶ月くらいしてから(秋でした)、会社の同僚の女性から「●●さん、何か暗いね」や「目が笑っていない」・「元カノの事考えてるでしょ?」と言われて、気づきました!やっぱり自分は、彼女の事が大好きでたまらないんだと!「俺って何て馬鹿なんだ!」と思った事を覚えております。

 そして、自分から彼女にコンタクトしたものの彼女は電話に出てくれませんでした。「やっぱりな・・・」なんて途方暮れた日々を過ごしていた時に、彼女のお母様に鉢合わせになりました。お互いに挨拶をして、自分から彼女の事を切り出した時に、何とも衝撃的な事実が告げられました。
 それは彼女は「死んだ」と告げられたのです・・・詳しく訊いたところ、まとめて簡単に書いてしまうと、「癌」になってしまいリンパ腺に癌が入ってしまって、ステージ4にあっという間になってしまったというのです。若いので進行が速かったのでしょう。
 それで僕に負担をかけたくないから、別れたらしいのです。病床でも毎日毎日、僕の事ばかり言っていたそうです。お母様が「そんなに思っているならお電話するか手紙でも書いたらどう?」と言ったそうなのですが、自分の様な女が僕を思っているなんて言ったら、僕が可哀想だと言ったらしいです。
 それから僕は家に帰ってから、思い切り号泣しました。30年分くらい泣いたと思います。後日、僕は彼女のご両親と共に、一緒に彼女のお墓参りをしに行き、「●●●。君の心遣いに気づけなくてごめんよ。やっぱり僕は君が大好きだ。君なしでは生きていけないよ。結婚しよう!」と言って指輪を彼女のお墓の前に差し出しました。
 彼女のお父様が目頭をあつくしながら、「お前らの子供見たかったな」とボソッと言っておりました。

 最後に僕が書きたい事は、一目惚れをして「この女だ!」だと思ったら、意地でも別れてはいけませんし、離れてはいけません!どれほど僕が後悔して、辛い思いをしたか・・・今でも頭から離れない出来事ですから。
 「一度離した手は元には戻らない」だと思います。だから!絶対!離れては駄目なのです!自分の気持ちが正真正銘の真実の愛ならば腹くくって、彼女を最期まで愛し抜く事だと僕は思います。

 


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