元カノが結婚してショックを受けた体験談
もともとの関係はサークルの先輩と後輩。私が下だったので弟のように可愛がってくれていたのですが、いつしか恋愛感情を抱くようになり、私から告白。今から考えると一目ぼれだったんだと思います。
そのまま3年間付き合いましたが、相手が社会人になったこともあり価値観が合わなくなってきたのでそのまま破局。
お互いいがみ合っての別れではありませんでしたが、その後はなんとなく連絡を取り合うこともなくなり疎遠になっていました。
そんな元カノと再会したのはサークルで一緒だった別の先輩の結婚式でした。
別れてから3年経っており、特に気にすることもなかったのですが再会した時、私は同じ女性に二度目の一目ぼれに落ちてしまいました。
元カノは卒業して大人の女性になり、学生の頃よりもっと魅力的な姿になって私の前に現れたのです。
結婚式の後の二次会でゆっくりと話す時間を持てた私は、元カノとあらためて番号を交換し、今度の週末にデートの約束をしました。
次の週末、二人で久しぶりにデートし、学生時代には行けなかった少し高めのお店で食事し、雰囲気のいいお店に行くことにしました。
ダウンライトが揺れる店内で、私は彼女に復縁をお願いしました。
元カノは昔のように優しく微笑んでくれましたが、そのあと、ゆっくりと涙を流したのです。
実は、来月結婚するとそのとき聞かされました。元カノは当初、私と再会した時に嫌味のように言ってやろうと思っていたそうです。しかし、二人で過ごした時間を思い出してしまい、なかなか言えなかったと。
私はそんな彼女が可愛く仕方ありませんでした。自惚れかもしれませんが、口説き落とそうと思えばできたかもしれません。
しかし、これから幸せになろうとしている彼女に私のわがままを押し付けることはできませんでした。
「今日が終われば連絡先を消す」とお互い約束し、その日は朝まで二人で飲み明かしました。
始発に乗り込むとき、約束通り番号を消しお互い日常に戻りました。
色っぽくはなかったけど、私にとっては一生忘れられない思い出の一日です。